だいぶ前にお笑い芸人の千鳥にハマっていて、彼らがロケに来ていたのが加太。とはいえ、加太というよりも千鳥の掛け合いが面白すぎてロケ地には関心がなかったのです。
一方で我が家には浴槽がないので、定期的に温泉に行きたくなる病にかかるワタクシ。近くの温泉地を探すと加太がヒットしたので、サクッと行ってみることにしました。
- 大阪から加太までどれくらいかかる?
- お目当ての友ヶ島は天候不良で行けず
- 軽くハイキングさせられる深山第一砲台跡
- 淡嶋神社横にある飲食店のレベルの高さ【満幸商店】
- シーサイドホテル加太海月が予想以上のコスパの良さ!
- 加太訪問・その他(車以外の移動手段・よもぎ餅)
大阪から加太までどれくらいかかる?
電車も車も大体1時間30~40分ぐらい。大阪からだとパッといけますね。
難波から南海電車で和歌山駅まで行き、乗り換えるとこんな電車がありました。
加太さかな線の「めでたいでんしゃ」。2014年11月から観光客誘致のためにスタートされたのだとか。こういうのを見ると、観光に力を入れてるんだな、本気だなというのが伝わってきますね。
実際に加太の街を歩いてると、平日のせいか人は少なかったのですが、平日の割には結構人がいるなという印象です。この段階ではまだ「ここが加太ねー、ふーん」という感じでナメていたのですが、この後加太の素晴らしさを実感することになります。
お目当ての友ヶ島は天候不良で行けず
ご覧の通り鬼のような晴天。砲台跡などで有名な友ヶ島に行きたかったのですが、フェリー乗り場のおっちゃんから思わぬ返答がありました。
友ヶ島にまさか行けないとは想定外。「何ならフェリーから桟橋に自己責任で飛び乗るよ!」とは言えず、困った僕はこう訪ねました
軽くハイキングさせられる深山第一砲台跡
こういう観光地に対する僕のイメージは、「数分歩いたらバーンと景色の抜けた場所があるんちゃうか」という感じで、完全にナメていたのですが、意外と歩く歩く。しかも割としっかり目のハイキング。
よく考えてみればここは由良要塞と言われる、大日本帝国陸軍の要塞の一つ。要塞が平地の見晴らしの良いところにあるわけ無いですよね…。歴史的背景を全く調べていなかったツケが全て足に来ました。
でも、それだけ歩いたかいがありました。
この日は天気がすごく良かったので、淡路島まで見えるビューを体感できました。
展望台みたいなところがあるので、そこで休憩し「はー、これは来る価値あるなぁ」とボヤき、「よし、戻るか」と帰路につこうとしたとき、
と思い返し、散策を開始しました。(本末転倒)
砲台跡というだけあり、当然砲台は無いわけですが、当時の火薬庫が残っておりました。
火薬庫には明かりはなく、昼間でも真っ暗。入ってやろうかと思ったのですが、なんか怖くて入れない。友ヶ島にも同じものがあるようですが、千鳥の大吾がロケで「穴を穴だと思わない男」と言いながら入り、ノブが「おい大丈夫か?!」とよく入るなという感じで突っ込んだのですが、この突っ込んだ意味が分かります。
あ、その動画はこちらです。(1:15ぐらいから)
いや、霊とかの雰囲気を感じるわけではないのですが、シンプルに暗闇は怖い。昔の人はよくこんなところに出入りできたな…と感じました。
で、この砲台跡の帰り道ですが、来る前とは違う道を選びました。すると、登山の「との字」もなく緩やかな坂道をただ下るだけ。景色は行きのほうが良かったですが、サクッと行きたい人はこちらからをおすすめします。
淡嶋神社横にある飲食店のレベルの高さ【満幸商店】
淡嶋神社は人形供養で有名な神社。男である僕は人形に縁が無いわけですが、女子の知り合いに聞くと結構有名な神社だそうです。
写真は撮ってませんが、色んな種類の人形が約2万体置かれており、ちょっと怖いです^^;
で、メインはこちら。淡嶋神社横にある3つの飲食店。そのうち2つ(魚市商店・満幸商店本店)に行きました。目当ては満幸商店(千鳥のロケの影響)だったのですが、初日はお休みだったようでお隣の魚市商店へ。
1つ目のいわしはもちろん美味しいんですが、この2つ目の謎の麺類「わかめざる」が気になったんです。
うどん?…にしては色が蕎麦寄りですし、蕎麦?…にしては細い、細すぎる。
聞いてみると、わかめが練り込まれたうどんでした。かなりコシがあってさぬきうどんみたいな食感。わかめ感はそんなになかったですけど、とても美味しかったです。
この日はまだ夏日だったのですが、風が抜けてる屋内でちょうどよい涼しさ。そこにこんな美味しいご飯が食べれるとは嬉しい限りです。いや、本当に贅沢な昼下がりだなと思いました。
そして次の日は満幸商店へ。
どうやらこちらはこのお店の定番のわさびスープ。何かを1日煮込んでとった出汁(何かは忘れた)、それにわさびを入れて頂くわけですが、これがすごいリラックス効果。
「はーーーー、ええわーーーー」と出てしまうぐらい落ち着きます。久しぶりに味噌汁飲んだときの感覚の2倍はあるかも(当社比)
量はかなりあるので、複数人で行ってシェアするのがおすすめです。
この地域ではしらすが有名なのか…どうかはちょっとわからないのですが、名物とは聞いていたので注文したのがしらす丼ノーマル。ノーマルなのにものすごいボリューム。
大体丼ものでボリュームがすごい場合、ご飯の量が多かったりするじゃないですか?でもこのしらす丼は、しらすの量が多くご飯はやや多めぐらいの感じです。器のキワまではご飯、その上は全てしらす、という感じでした。
そのままでも美味しいですが、特製のタレを付けて食べるとこれが美味しい。このタレが欲しくなったぐらいです。(売ってはいませんでした)
千鳥のノブが「パン史上一番うまい」と言ったうにトースト。(本音かどうかは定かではない)
しらす丼と並んで名物なんだそうで、先程の「しらす丼」「わさびスープ」と和食ムード満載なオーダーの中にパンを入れるのは…と思いましたが、レッツオーダー。
パンも美味しいですが、うにのプチプチ感があってめちゃくちゃ合う!名物なのがよく分かりました。
うにトーストもそうですが、しらすもお土産として持って帰れます。気に入った方はぜひ!(個人的にはプリンが気になる…!!)
シーサイドホテル加太海月が予想以上のコスパの良さ!
加太周辺だと、目立ったホテルは「シーサイドホテル加太海月」か「休暇村 紀州加太」。
設備の新しさでいうと、休暇村。ただその日は空いてなかったので、シーサイドホテル加太海月に予約を取りました。
- 雰囲気は昭和
- 部屋は和室でオーシャンビュー(部屋に寄ります)
- 料金は一人10000円+ドリンク(プランに寄ります)
- テラスの食事か屋内の食事かが選べる
- 露店風呂がオーシャンビュー
あまり写真は取れていないのですが、まずテラスでの食事。
冬とかだと寒くてやってられないと思うんですが、この雰囲気で海沿いで食事できるとか素敵すぎて超満足でした!どういうわけか、他の宿泊客の方々は屋内での食事をされている人ばかりで、食事後にテラスに来るという感じでしたけどね^^;
次はオーシャンビュー。部屋からと温泉からのビューは似てますが、やっぱり温泉からのビューが特別ですね。温泉からちょっと外を覗くと海岸沿いの道路があって、その向こうはもう海。このロケーションでこの料金は僕は結構安いと思います。
設備の古さから昭和感は出てるんですけど、アメニティなどの準備はきっちりしているので、不満は一切ありませんでした。
加太訪問・その他(車以外の移動手段・よもぎ餅)
加太はコンパクトな街なので、車だと十分周れると思います。友ヶ島とかに行くと、それなりに時間を要することになりそうですが、それでも2日あれば十分かなと思います。(少なくとも僕は)
電車で行く人向け「タクシーはお店の人に呼んでもらうのが確実」
観光地ですけど、流しのタクシーはほとんどいません。大体「予約車」となっているので、旅館や飲食店のお店の人に読んでもらうのが確実です。タクシーアプリも試してみましたが、全然反応なしです。(日本の地方あるあるですね)
深山第一砲台跡には淡嶋神社から行ったのですが、料金は片道1000円ほど。淡嶋神社近くの満幸商店の店員さんから「タクシー呼ぼうか?」と言って頂けたので甘えました。
また深山第一砲台跡から駅まで戻るタクシーは、砲台跡の近くにある「休暇村 紀州加太」まで歩いてそこで呼んでもらいました。
地図上にポンと現れたよもぎ餅のお店「先田よむぎ餅店」は閉店が早い
加太駅からGoogleマップを見ながら歩いていると、「先田よむぎ餅店」というお店が現れます。「お、寄ってみよう」と思ったのですが、その時の時間は16時。でもお店は閉まっていました。
そこで、翌日の12時ぐらいに行ってみたら空いていたので、店員のおじさんとおばさんに話を聞いてみたところ、「大体15時ぐらいにしめるけど、お餅がなくなったら店は閉めてるよ」と言われました。
なので、お餅買うならお昼すぎぐらいまでに行くと間に合う、午前中なら確実かなと思います。
加太で訪れた場所まとめ